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今日は雨。
縁側でのんびり酒を呑んでいると、我家の猫がやって来た。
酒の友が傍に来て、何をせがむのか?鳴きだした。
少しの間、ほって置いたがあまり煩いので。
“ どうしたの “
訊いてみるも?
そりゃ、人語が話せないので、どうしようもない。
相手が猫では言葉が通じる訳がない。
でも、家族だもの通じない訳は無い!
我が家の猫をマジマジと見れば見るほど、恐い顔。
ジーと相手の顔を見て、心に描き出す。
心の内部に何かが響き渡る。それが言葉だ。
心の言葉が答えを導き出す。
“ そうか、お酒が飲みたいの? “
透しが時に間違いを起こす。
私の考える事と言ったら、飲む以外何も浮かばない!
お酒を猫の前に出すも、猫は見向きもしない。
猫は飼い主の顔をジーと見つめる。
“ 出す物が違うでしょう “ のお顔。
そこに、お酒のつまみを持ってきた奥様が一言。
“ 抱っこだよね!”
“ 抱っこするの!”
“ なるほど “
飼い主が抱っこして懐に抱くと、猫は気持ち良さそうに眠りに入る。
妻も傍に座り、一緒に庭の花々を眺めてお花見です。。
雨の一日になりそうです。